外付けSSDは、写真や書類を保存したり、別のPCへ持ち運んだりするときに使えます。小さな机では、本体の大きさだけでなく、PCの端子とケーブルの向きも確認しましょう。
この記事では、買う前に仕様を比べる手順を紹介します。特定のPCやSSDを接続して試した結果ではありません。合うか分からないときは、型番別の説明書を確認してから選んでください。
PCの端子とSSDの規格を両方見る
USB-Cは端子の形です。形が同じでも、転送速度は同じとは限りません。PCの型番を調べ、メーカーの仕様表で使う端子のUSB規格を確認します。SSDの規格と、付属または購入するケーブルも確認してください。
例として、Samsung Portable SSD T7の説明書には、USB 3.2 Gen 2(10Gbps)対応とあります。Samsungが記す最大転送速度は1,050MB/秒ですが、同社の試験条件での値です。最大値を得るには、PCとケーブルもUSB 3.2 Gen 2に対応し、UASPモードが有効である必要があります。PC側が遅い規格なら、その接続では低い方の速度になります。
PCにUSB-A端子しかない場合は、SSDの付属品にUSB-CからUSB-Aへのケーブルが含まれるか確認します。変換アダプターを使う場合も、端子の形だけでなくデータ転送に対応するかを説明書で見ます。充電専用ケーブルや端子ではデータを移せません。
必要な容量をファイルから見積もる
今保存している写真・動画・作業ファイルの合計を確認し、今後増える分も考えます。バックアップを複数世代保存する場合は、元データだけでなく、過去の版に使う容量も見込みます。容量が足りないと、古いバックアップを消す必要が出ることがあります。
確認したSamsungの日本語ユーザーマニュアルは、表紙にMU-PC500・MU-PC1T0・MU-PC2T0の各型番を載せ、容量の例を500GB・1TB・2TBとしています。一方、Samsungの「2024 Data Sheet Revision 2.0」の仕様表と製品一覧には、1TB・2TB・4TBが載っています。資料ごとに記載内容が異なり、この2つの資料だけでは違いの理由や現在買える全容量までは分かりません。購入時は容量だけで選ばず、販売ページの型番と容量を確認してください。必要な容量はファイルの大きさと保存方法で変わります。SSDの表記容量と、PCに接続して使える容量も同じとは限りません。
1TBのT7を検討する場合は、型番がMU-PC1T0T/ECか、付属ケーブルや販売条件が希望に合うかを商品ページで確認します。本体は幅85mm、奥行き57mm、厚さ8mmです。これは本体の寸法なので、ケーブルの差し込み分も机の上に確保してください。条件が合う場合は、Samsung Portable SSD T7 1TB(MU-PC1T0T/EC)の掲載情報を確認できます。容量や端子が合わない場合は、別の型番を調べてください。価格・在庫・配送・返品条件は変わるため、購入前に販売ページで確認します。
机の上と持ち出し方を確認する
SSD本体の幅・奥行き・厚さに加え、ケーブルを挿したときの出っ張りを考えます。PCの端子の近くに壁やモニターの脚がある場合、ケーブルが無理に曲がらない場所へ置けるか測ってください。机の端から落ちないか、マウスやノートを置く場所をふさがないかも紙で確かめられます。
持ち運ぶなら、ケースやポーチへ入れたときにケーブルも一緒に収まるか確認します。SSDを接続したままPCを動かすと、ケーブルや端子へ力がかかることがあります。移動する前に安全な取り外し操作を行い、ケーブルを抜きます。
バックアップ先として使うなら、復元も考える
別の機器へファイルをコピーする用途と、バックアップは同じではありません。MicrosoftのWindows File Historyは、選んだ外付けドライブなどへ個人ファイルのコピーを保存し、以前の版を戻す機能です。使う場合は、PCの設定と対象フォルダーを確認し、保存先に必要な空き容量があるか調べます。
バックアップ用SSDをPCと同じ場所へ置いたままにすると、盗難・水ぬれ・火災などで両方を失うおそれがあります。大切なデータは、別の場所や別の方式にもコピーを置く方法を検討してください。コピーしただけで復元できると決めつけず、必要なファイルを実際に開けるか時々確かめます。
選ぶ前に止まって確認する条件
- PCの型番や、使う端子のデータ対応を確認できていない。
- SSDとケーブルの規格が合うか分からない。
- 必要な保存量を見積もれておらず、バックアップの古い版を残す容量も考えていない。
- ケーブルを挿した状態で本体が机やPC周りに収まるか分からない。
- バックアップを作る予定だが、何をどこへ保存し、どう復元するか決めていない。
- 商品ページの型番・販売店・掲載条件が分からない、またはリンク先の商品と本文の説明が一致しない。
仕様が分からない場合は、PCとSSDの型番を控えてメーカー資料を照合します。規格や用途が合わない場合は購入を見送ってください。価格・在庫・配送条件は購入時に販売ページで確認します。